アルコール・薬物・その他の依存問題を予防し、回復を応援する社会を作るNPO法人「ASK(アスク)」の情報発信サイト

活動履歴

【依存症の親を持つ成人の方へ】アンケートへのご協力お願いします!

アンケートはGoogleフォームで、所要時間およそ20分です。
アルコール・薬物・ギャンブル問題など、家族を巻き込むような「過度なのめりこみ」状態があれば、依存症の診断の有無は問いません。
この調査は回答者を18歳以上の成人に限定しています。中高年の方も、かつてを思い出して回答してください。みなさまのお声は、今後、依存症家庭の子ども・若者への支援を提言していく際の基礎情報として役立てます。
以下の説明に目を通してからアンケートに進んでください。
アンケートはこちらから

 

依存症の親を持つ成人のヤングケアラー経験に関する実態調査

実施主体:特定非営利活動法人ASK
研究チーム:稗田里香(研究代表者)・宋龍平・金田一賢顕・松本俊彦(研究監督・指導)・今成知美・風間暁

 

この実態調査をする背景

1.ヤングケアラーをめぐる法制化と施策の広がり

子ども・若者育成支援推進法が2024年10月1日に改正・施行されました。今回の改正で「家族の介護その他の日常生活上の世話を過度に行っていると認められる子ども・若者」として、ヤングケアラーを、国・地方公共団体等が各種支援に努めるべき対象としています。ヤングケアラーの支援対象は、「こども期(18歳未満)に加え、進学や就職の選択など、自立に向けた重要な移行期を含む若者期を切れ目なく支えるという観点からおおむね30歳未満を中心としているが、状況等に応じ、40歳未満の者も対象となり得る」とされています。

2.依存症家庭のヤングケアラーの実態が明らかになっていない

こども家庭庁のサイトを見ると、ヤングケアラーには、「アルコール・薬物・ギャンブル問題を抱える家族に対応している」として依存症家庭の子ども・若者も含まれています。しかし、イラストは酒瓶を片づける子どもの姿で、実際に依存症家庭で子どもたちが担っている重い役割を表わしているようには思えません。このままでは支援者がイメージを持てないまま、施策や支援から抜け落ちてしまう可能性が高いように思われます。 ※こども家庭庁のサイト
また、今年1月から、厚生労働省のアルコール健康障害対策関係者会議において、第3期基本計画の検討が始まり、その中で依存症家庭のヤングケアラーへの支援についても話し合われます。そのためにも、どのような状況に置かれ、どんな役割を担っているのか、実態をつかむことが急務です。

アンケートへのご協力のお願い

調査の目的:
ASKでは、上記の状況を踏まえ、依存症(あるいは過度なのめりこみ)の親を持つ成人を対象にしたアンケート調査を行なうことにしました。成人を対象にしたのは、自身の経験をふり返り言語化できると考えたためです。その実態・声をアルコール健康障害対策関係者会議やヤングケアラー支援に取り組む行政・研究者等に届けることで、施策等に反映していくことを目的にしています。また、ASKで今後予定している18歳未満の子どもたちへの調査の土台にもしたいと考えています。

設問数:27問/所要時間:およそ20分
回答期限:3月10日(月曜日)23:59まで
倫理審査:東京通信大学の倫理審査の承認(TU倫研第202417)を受けて実施

*対象者は依存症の親を持つ18歳以上の成人の方です
親がアルコール・薬物・ギャンブルなどの依存症(あるいは、診断はされていないが家族を巻き込むような過度なのめりこみ状態)であることが条件です。18歳以上であれば年齢は問いません。中高年の方も、かつてを思い出しながらご回答ください。

*アンケートは匿名です
氏名やメールアドレス等の個人情報と結びつかない形で集計されます。そのため、本アンケートを通じて、個人が特定されることはございません。
(最後にニックネームを収集しますが、これは後日「同意撤回書」が届いたときに照合するためです)

*自由記述欄は任意です
あなたの体験や想い、考えを自由にお書きいただける欄です。記述するしないは自由です。

*アンケートの回答送信をもって、本調査の協力に同意されたものとみなします
アンケート回答中に辞退される場合は、送信ボタンを押さないで削除してください。
送信後に同意を撤回されたい場合は、お手数ですが、下記お問合せ先のメールアドレスに「同意撤回書」を添付でお送りください。「同意撤回書」のダウンロード先のURLは、下記のとおりです。送信後1ヵ月以内であれば、撤回しデータをすべて削除します。
「同意撤回書」のダウンロードこちらからどうぞ

*アンケートの自由記載欄には、個人が特定される情報の記入はご遠慮ください
個人が特定される情報とは、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、勤務先、医療機関や施設名などです。もし記入が必要な場合は、仮名や記号(例:Aさん、B病院、C町など)を用いて、個人が特定されないご配慮をお願いいたします。

*アンケート回答中に悲しみやつらさなどが想起され、対処が難しいとき
回答中に、悲しみやつらさなどが想起される可能性があります。対処が難しいような場合は、回答後1ヵ月以内であれば研究チームの専門家(医師、心理士、ソーシャルワーカー)に相談することができます。ご相談があった場合は、研究チームは速やかに誠意を持って対応いたします。相談ご希望の方は、以下のお問合せ先メールにご連絡くださいますようお願いいたします。
年度末のお忙しいところ恐縮ですが、回答可能な範囲で構いませんので、ご協力いただけますと幸いです。

お問合せ先:
ASK ヤングケアラー研究チーム
メールアドレス:ycac.contact@gmail.com